危機管理広報PRで注意すること

新型コロナウイルス感染拡大に伴う、企業の広報活動が注目されています。日本企業と海外企業とでは業界にかかわらず、情報発信の頻度やその情報量に差があるようです。

積極的に情報発信している企業や団体は、自身のステークホルダーに対する説明責任を果たすために努力していると思います。では、広報責任者はこの難しい課題に対して、何に注意して広報活動を行っていけばいいでしょうか。

米国の広報業界団体PRSAやIABC、PRエージェンシー各社がこの課題に対する数多くの助言を行っていますが、PRSAの会長を務めるT. Garland Stansnell氏は、広報が情報発信するうえで重要な点をのようにあげています。

  1. 広報は、戦略的に正しいメッセージの作成と発信をタイムリーかつ測定可能な形で行う。
  2. スポークスパーソンは誰にすべきは、広報活動の段階に応じて変わっても良いが、常に企業や団体の代表であることを忘れてはならない。
  3. 透明性があり、信頼できる情報源に基づいた事実による情報だけを発信する。
  4. 科学者や医療関係者といった、専門家の最新情報に常に注意を払う。
  5. 引用する情報の情報源に注意する。
  6. スピードよりも正しさを優先する。